250号表紙

No.250(平成5年8月)

特集:

神戸と姉妹都市

神戸と姉妹都市

市民から市民へ深まる理解
姉妹・友好都市提携 幅広い分野で国際交流を推進

 歴史や文化の異なる国の都市と都市が提携を結ぶ意義は、国レベルの外交とは別に、市民から市民への幅広い交流活動を通じて、国家間の友好関係だけでなく、世界の平和と繁栄に大きく寄与することにあります。
 神戸市では、昭和32年のシアトル市を皮切りに、これまでにB都市と「姉妹・友好都市」、「親善協力都市」の提携を結び、文化・スポーツ、教育、技術、港湾など、さまざまな分野で交流を行っています。特に今年は、アーバンリゾートフェア神戸'93が開かれており、その一環として、姉妹都市などを楽しいショーや展示で紹介する「姉妹都市紹介ウィーク」が開かれるなど、文化事業の交流が活発に行われています。
 中学や高校での教員・学生の交換、スポーツ交流。技術関係では先端技術を習得する研修員の受け入れ、指導者の派遣など。また、姉妹都市から小学生や高校生が来神し、市内の家庭でホームステイしながら、日本の文化に触れる機会もありました。経済交流のほか、世界中で関心を集めている環境問題についても、今後の大きな課題として相互に取り組む交流計画などが進められています。
 このほか、市内には市民が主体となった100を超える国際交流団体があり、それぞれユニークな草の根の活動を続けています。

昭和32年(1957)〜昭和46年(1971)

写真
昭和32年(1957)
10月●神戸ーシアトル都市提携式を神戸国際会館で挙行した(10/21)
昭和33年(1958)
3月●シアトル市から市内の児童養護施設、老人ホームに人形、雑誌などの慰問品が贈られた。これは、その後6回続けられた
4月●シアトルでの国際見本市の際、市民約2,500人から文通の申込みがあり、両市民の文通が盛んになった
昭和36年(1961)
4月●シアトル市からシャクナゲ50株の奇贈があり、森林植物園内にシャクナゲ園がつくられた
7月●マルセイユ市で姉妹都市提携調印(7/2)
12月●シアトルに神戸貿易事務所が開設された
昭和37年(1962)
5月●友情の鐘と鐘楼をシアトル市に贈呈した
昭和38年(1963)
3月●リーダーズ・ダイジェスト財団、市民交流計画委員会、全米都市協会共催の都市堤携コンテストで神戸市が第1位を受賞した
昭和39年(1964)
6月●神戸ーシアトル青年会議所姉妹提携式が神戸国際会館で行われた
昭和40年(1965)
1月●都市堤携コンテストで神戸市が第1位を受賞し、リーダーズ・ダイジェスト財団から贈られた賞金で、神戸シアトル都市提携記念碑が建立され、除幕式が行われた
2月●神戸−シアトル・ライオンズクラブ提携が締結された
昭和42年(1967)
4月●日米合同アラスカ登山隊(兵庫県山岳連盟16名、シアトルの「ザ・マウンテニアーズ」15名がアラスカの末路峰(4.402m)の登頂に成功し、この無名峰を「MT・KOBE]と命名した
5月●神戸開港百年祭に際し、市立中央体育館で神戸−シアトルーロッテルダム姉妹港提携式が行われた(5/15)
昭和44年(1969)
5月●リオデジャネイロ市のグァナバラ州ラ州庁舎で姉妹都市提携調印(5/19)
昭和45年(1970)
4月●シアトルの都市提携委員一行が来神した際、神戸市へガス灯2基が贈呈された
7月●マルセイユ市民60名が来神し、神戸との間に血液の提携を行った
10月●神戸市役所ロビーで神戸−シアトル児童画展が開かれた
昭和46年(1971)
12月●「隣人助け合い運動」により神戸YMCAより経済的不況のシアトル市へ食料などの援助物資を贈った
  • 写真

    神戸−シアトル都市提携式

    写真マルセイユ市での姉妹都市提携式
  • 写真神戸−シアトルの友情の鐘
  • 写真シアトル市から贈られたガス灯
  • 写真シアトル市から寄贈されたシャクナゲの株
  • 写真日米合同登山隊が登頂に成功した「MT・KOBE」
  • 写真相楽園会館での血液提携式典

大自然に包まれたエメラルド・シティはアメリカ人憧れの街 SEATTLE
シアトル市(アメリカ)

 "エメラルド・シティ"とも呼ばれるシアトルは、豊かな緑と澄んだ水に囲まれた美しい街。アメリカ人が最も住んでみたい所として評価されている。東西を2つの山脈にはさまれた市内には、大き
く横切る運河と湖が美しい水辺を演出している。気候は温和。ただし秋から冬にかけて比較的雨が多い。
 産業はもともと木材集散地、漁業基地として発展してきたが、現在は航空機、コンピューターソフトウェアなどのハイテク産業の中心地。また、観光都市としても人気が高い。
人口約52万人 面積約218ku

  • 写真シアトル市街を望む。写真左側、高層ビルの中にひと際高いスペースニードル(高さ約184m)が見える。これは1962年の21世紀博覧会のために建てられたもので、シアトルのシンボルとなっている。写真のはるか彼方にレーニア山が雲のように見える
  • 写真パイク・プレース・マーケット。食料品なら何でも揃っているこのマーケットは一日中歩いてもあきない
  • 写真チッテンデン水門のはね橋。太平洋とワシントン湖を結ぶ運河の入り口にかかる鉄道橋。船が通るたびに橋が上がる
  • 写真シアトル港のコンテナ船とレーニア山。夏でも白い頂を持った二の山は標高4,392m 。アメリカ本土で
    最大の氷河を持ち、すそ野にはうっそうとした原生林が広がっている。山とその周辺はマウント・レーニア国立公園

地中海の恩恵を受け、独自の文化と気風をはぐくんだ街 MARSEILLES
マルセイユ市(フランス)

 南仏、プロヴァンスに位置し、パリ、リヨンに次ぐフランス第3の都市。26世紀にわたるフランス史上、マルセイユ市は最初の大都市であった。19世紀まで国家全体から独立した独自の道を歩んでおり、独自の文化、気風を持つ。
 また、フランス第一の港を持ち、東方への古くからの窓口として常に国際貿易でにぎわってきた。
 市の北部には、大工業地帯があり、化学工業、石油工業の発展かめざましい。また、石けん製造業も盛んで、マルセイユ石けんは有名。
 気候は温暖で雨が少ない地中海性気候。年間の日照時間は2,800時間(パリは1,800時間)。人口約108万人 面積241ku

  • 写真旧港の通称"ベルギー人河岸"で毎朝立つ魚市。非常に活気があり、河岸にはマルセイユなまりが響き渡る
  • 写真旧港から、標高162mの丘の上にたつノートル・ダム・ド・ラ・ガルド(守護聖母)を望む。頂上からの眺望は素晴らしい
  • 写真マルセイユの旧港から見たカヌビエール通り。マルセイユのもっともよく知られた大通りで、両側にはデパート、ホテル、カフェ、数多くの銀行がある。旧港は19世紀まで貿易の中心であったが、水深が浅いため、今はヨット、レジャー用の船、遊覧用モーターボートなどが幾重にも係留されている

神戸つ子になじみのサンバの本場は風光明媚なリゾート地 RIO・DE・JANEIRO
リオ・デ・ジヤネイロ市(ブラジル)

 1970年まで約200年間にわたりブラジルの首都であったが、ブラジリアに遷都後、行政の大部分は移ったものの、産業面ではサンパウロに次ぐブラジル第二の工業都市。また、市内の博物館の数は33
館、劇場56館と文化施設も充実している。
 平均気温は23.1度で最高は1月(37.0度)、最低は8月(14.0度)、湿度は高いが貿易風のおかげで涼しい。リオは観光都市として世界的に知られ、コパカバーナやイパネマ海岸などすぐれたリゾート地がある。リオのカーニバルは有名。
人口約540万人 面積約1,171 ku

  • 写真

    コルコバード(標高710m)の頂上に立つキリスト像。この像は身長30m、1931年にブラジルの独立100年を記念して建てられたもので、ニューヨークの自由の女神とちょうど向かい合って立っているという。頂上からの360度の大パノラマは圧巻

    写真コルコバードの頂上から、ユーモラスな姿をしたポン・デ・アスーカルを望む。まるでコッペパンを立てたような岩の頂上は標高394 m 、ロープウェイもついている
  • 写真カーニバルのメイン会場、リオ・ブランコ大通り。サンバに対する熱い思い入れを、人々は踊りやファッションで思いきり表現する
  • 写真コパカバーナ海岸。休日ともなると、どこからともなく人がわき出てきて、ビーチは足の踏み場もなくなってしまう
姉妹港・友好港
●シアトル港
 アメリカ 昭和42年(1967) 5月提携
 アメリカの10大港に数えられ、古くから日本とつながりの深い港。近代的なコンテナ設備を備え、米国から極東への輸出コンテナ貨物では西海岸諸港のうち第1位。近年は、日本からの自動車の輸入港、日本への穀物の輸出港としても有名。
●天津港
 中国 昭和55年(1980) 8月提携
 港湾活動の中心は、大規模拡張工事が行われている天津新港。最近はコンテナ化も急ピッチで進められている。首都北京の外港に当たるほか、広大な華北、西北の各省都市を背後圏にもち、さらに発展が期待されている。
●ロッテルダム港
 オランダ 昭和42年(1967) 5月提携
 世界最大の国際貿易港であり、ヨーロッパ大陸の海の玄関口。総取扱貨物量の半数以上が石油であることから、ヨーロッパ最大の石油精製基地としても有名。主な工業は造船のほか機械、化学、食品加工など。

  • 写真シアトル港
  • 写真天津港
  • 写真ロッテルダム港

昭和48年(1973)〜昭和58年(1983)

昭和48年(1973)
4月●グァナバラ州議会がリオの公園の一つを「Cidade de kobe (神戸市)」と名づけることを決定した
6月●天津市の人民礼堂で同市各界代表1、900人が出席するなかで神戸ー天津の友好都市提携を結んだ(6/24)
昭和49年(1974)
4月●「神戸・天津友好の船」総勢405名が天津市を訪問。各分野での親善交流活動を行った
6月●リガ市で姉妹都市提携調印式が行われた(6/18)
8月●リオのサンバチーム「リオ・ツール」の総勢45名が来神した
昭和50年(1975)
7月●「天津市友好青年サッカー代表団」30名が来神し、交歓試合を行った
9月●神戸市立森林植物園で「シアトルの森」の開園式と記念植樹を行った
12月●天津市よりエビ・イカ・赤貝など冷凍海産物105トンが入荷し、市価より2・3割安で奉仕販売された
昭和51年(1976)
3月●「神戸放送児童合唱団(39名)」がマルセイユを訪問し、マルセイユの児童と交流を深めた
6月●「神戸テラス園」の開所式がシアトルで行われた。また同時に同公園内のモニュメントとして神戸市から贈った「石灯籠」の贈呈式も行われた。なおこの公園に神戸からの資金によって購入された桜の樹100本が植えられている
7月●「神戸市動物親善友好団」2名が雄きりんを贈呈するため天津を訪問した
昭和52年(1977)
8月●姉妹都市提携20周年を記念して「シアトル訪問親善使節団」203名がシアトル市を訪問し、家庭訪問・市民会議・市民文化交歓会など広範な市民レベルの親善交流活動を行った
昭和55年(1980)
8月●神戸港−天津港の友好港提携を天津市で行った(8/26)
昭和56年(1981)
●ポートピア'81の開催中、各姉妹・友好都市の代表が来神し、博覧会に彩りをそえた
昭和57年(1982)
3月●神戸市立葺合高校がシアトル市のネーザンヘール高校と姉妹校提携を締結した
昭和58年(1983)
6月●提携10周年を記念し、天津市友好代表団が来神し、記念式典、天津の森起工式などの記念行事が行われた
  • 写真神戸ー天津の友好都市提携
  • 写真神戸ー天津友好の船
  • 写真人気を独占したサイサイ(右)とロンロン(左)
ポートピア'81でパンダ大活躍
天津市からやって来たジャイアントパンダ2頭は、博覧会の期間中、ほとんど病気もせず愛らしいしぐさで観客を魅了。子供からお年寄りまで大勢の人たちを喜ばせ、博覧会成功の一端を担った。

  • 写真動物園から神戸港ヘキリンの搬送
  • 写真

    神戸港での積み込み風景(昭和51年)

    写真さらに翌年、雌キリンー頭も贈られた
  • 写真ポートピア'81に彩りをそえた姉妹・友好都市の代表
マサイキリン 天津へ贈呈
中国では、キリンは聖なる動物として珍重されており大変喜ばれたが、王子動物園から港ヘトラックで運ぶ際は街路樹の枝や陸橋で長い首をひっかけないように、また、慣れない船の長旅も、付き添いの係員は苦労の連続だった。

華北の水陸交通の要地として発展する対外開放都市
天津市(中国)

 北京、上海と並ぶ中央直轄市。華北の水陸交通の要地で、貿易は盛ん。近年は、対外開放都市の一つとして積極的な経済開発を進め、諸外国との合弁企業の誘致も成果をあげており今後の発展が期待されている。
 主な工業は鉄鋼、機械、海洋化学、電子、紡績、製紙、食品加工など。中国の有名な海塩一長盧塩の産地としても有名。一方、南開大学の再建や、天津大学などの高等教育機関が整備されるなど学術都市としても発展。また、数多くの憩いの場(人民公園・水上公園など)や、市街地の中央を流れる海河(かいが)沿いのウォーターフロントも整備されている。人口約909万人 面積約11,300ku

  • 写真

    天津ーの繁華街、和平路。道の両側には、デパートや衣料雑貨の専門店、レストラントなどがぎっしり並んでいる

    写真和平路の夜のネオン
  • 写真世界的に有名な天津じゅうたん(壁掛用)の手織り作業。精巧な手織りで長期使用できる、色彩がよく色あせしない、立体感がある、などが特色。製品の約90%は海外に輸出されている
  • 写真天津市の見どころとして真っ先にあげられる水上公園。一年を通じて市民の憩いの場として親しまれている

昭和59年(1984)〜昭和63年(1988)

昭和59年(1984)
4月●天津港技術協力神戸市顧問団が2年にわたり天津港の緊急改造、中・長期計画を策定するため天津市を訪問する
5月 ●姉妹都市提携10周年を記念してリガ民族舞踏団「ロ−タリア」を含むリガ市民親善訪問団らが来神。神戸まつりにも参加した
●神戸まつりに参加するため、シアトル市のシーフェア会長、シーフェアクィーンー行が来神した
9月●天津外国語学院の劉鳳崇氏が神戸市外国語大学に着任
昭和60年(1985)
5月●神戸・天津経済貿易連絡事務所が天津市に開設された
7月 ●神戸森林植物園内に「天津の森」が完成した
●グリーンエキスポに出展される金絲猴のつがいが天津より空輸された
●ブリズベーン市で姉妹都市提携の協定書及び交流事業計画書の調印式が行われた(7/16)
   また翌年3月、神戸で姉妹都市宣言書の調印を行った
10月●神戸市立博物館で「リガ絵画展」が開催された
昭和61年(1986)
9月●30周年を迎えたブリスベーンのワラナ祭に参加のため、神戸市婦人文化協会主催「ブリスベーン姉妹都市訪問親善使節団」がブリスベーン市を訪問
10月●フィラデルフィア市と経済文化協力協定書の調印を交わす(10/17)
11月●リガ・ファッショングループが来神し市内のホールで「リガ市ファッションショー」を開催した
昭和62年(1987)
4月●姉妹都市提携30周年を記念し、シアトルから都市提携委員会が来神。ガス灯の寄贈を受けた
7月●提携30周年を記念し、シアトル市長及びシアトル芸能団一行が来神。須磨海浜水族園でラッコの寄贈、芸能団の公演等の親善を行った
8月●神戸市長及び神戸市芸能団がシアトル市を訪問し、提携30周年記念行事に参加した
昭和63年(1988)
2月●昭和61年12月に葺合高校と姉妹校提携をしたブリスベーン市マクレガー高校から交換留学生のアリソン・ホーンさんが来神
7月●神戸市より教育交流として、5名の教師をブリスベーンに派遣した
8月●ブリスベーン市で開催された「国際レジャー博覧会」における神戸デーに、神戸市代表団、神戸市婦人文化協会、神戸児童放送合唱団などが参加。広く神戸を紹介し、姉妹都市間の親善を深めた
  • 写真神戸まつりに参加したリガ民族舞踏団
  • 写真ブリズベーン市との姉妹都市提携宣言書調印式
  • 写真シアトル市長からラッコの寄贈

陽光にあふれ、南国の花が咲きほこる太陽の街 BRISBANE
ブリスベーン市(オーストラリア)

 シドニー、メルボルンに次ぐ第3の都市で、クイーンズランド州の州都。羊毛、牛肉、砂糖、バターなど農産物及び天然資源の集積地で、ブリスベーン港は国際的な港湾施設をもつオーストラリア有数の港である。
 沖縄の那覇市と南北を逆さにして同じ緯度にあたり、気候は亜熱帯性。太陽の恵みを受けて輝く街並みは"サンシャイン・キャピタル"の愛称で親しまれている。
 近くには、世界的に有名なビーチリゾート地のゴールド・コースト、世界最大のサンゴ礁グレート・バリア・リーフなどの観光地をひかえ、年間を通じて外国人観光客でにぎわっている。
人口約122万人 面積1,220ku
 
  • 写真クイーンズランドの舞台芸術総合センター。オペラ劇場、コンサートホール(ともに2、000席)のほか、リハーサル室、バー、レストランなどを持つ舞台芸術の総合センター。川向かいの都心部からは、川面に映える眺めが美しい。美術館や州立図書館も隣接して建っている
  • 写真ブリスベーンのリバーサイドマーケット。1986年に完成した商業施設で、川岸を利用したこの空間は浅い池と噴水、曲線が描くやさしい形によって、おだやかな風景をつくり上げている。ブリスベーンの観光名所
  • 写真ブリスベーンの市街は、大きく蛇行して流れるブリスベーン川の両岸に広がっており、その中心は川に縁どられた、シティと呼ばれる三角地帯
  • 写真カンガルー。コアラと並んでオーストラリアを代表する。ブリスベーンには、市街地に近い所に多くの禁猟区がある
  • 写真近代的なビルが林立する中心街
姉妹都市から贈られた水族
須磨海浜水族園
 須磨海浜水族園には姉妹・友好都市から贈られた珍しい水族が数多くいます。その中から、人気者のラッコ(シアトル市)、パイユー、ケツギョ(天津市)、チョウザメ(リガ市)、肺魚(ブリズベーン市)を紹介しましょう。

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    ラッコ

    故郷はアラスカ。国際条約で保護されている動物で、かわいいしぐさで人気がある。特に好物の貝を食べる時は水面にあお向けに浮き、胸の上で貝と貝をたたきつけて割り、身を取り出して食べる習性はユーモラス(ラッコ館)
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    ケツギョ

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    パイユー

    コイ(鯉)とともに、中国の三名魚と呼ばれている。縁起のよい魚とされ、詩歌・絵画の題材、陶磁器の文様によく使われる。特に、ケツギョは結婚式や招宴などになくてはならない魚。昭和62年12月にパイユーとケツギョが贈られ、須磨海浜水族園に三名魚がそろった(世界のさかな館)
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    チョウザメ

    ロシアチョウザメ、シロチョウザメ、ベルーガなど5種を展示飼育している。体の形はサメに似ているが、サメではない。ベルーガの卵を塩潰けにしたキャビアは世界三大珍味の一つ(森の水槽北館)

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    オーストラリアの肺魚(ネオセラトダス)

    動物の進化の歴史を知る上でシーラカンスとともに貴重な
    魚。3億年も前、シーラカンスや肺魚の仲間が陸にあがり両生類となったが、この魚はシーラカンスの祖先と同様、陸にあがりきることができず、水中にとどまって現在まで生きのびている。
     絶滅の恐れがあり、ワシントン条約によって海外への輸出は厳しく制限されているが、日本の水族園で繁殖に努力することを目的に特別に許可された(森の水槽北館)

平成元年(1989)〜平成3年(1991)

平成元年(1989)
9月●天津市内に日本庭園「神戸園」が完成した
10月●リオデジャネイロー神戸姉妹都市提携20周年を記念して「ヴィラ=ロボスの夕べ」のコンサートが開かれ、ブラジルから世界的なソプラノの歌手マリア・ルシア・ゴドイ氏とピアニストのミゲル・プロエンサ氏らが来神し、公演した
平成2年(1990)
2月●ブリスベーン市立博物館で、神戸市立博物館所蔵の江戸時代の古地図40点を出展し「神戸古地図展」を開催した
3月●神戸−天津定期フェリー「燕京号」が就航開始した
平成3年(1991)
3月●神戸市立森林植物園内「天津の森」にあずまや「依留亭」が完成した
9月●姉妹都市提携30周年の記念として神戸市柔道協会代表らが友好使節団としてマルセイユ市を訪問し、親善試合や表敬訪問を行った
10月 ●ラトビア共和国のソ連邦からの独立にともない神戸市役所でリガ市との姉妹都市協定の再調印が行われた(10/24)
●グァナバラ湾水質改善プロジェクトの政府調査団員として市職員がブラジルを訪問した
●神戸市立王子動物園「動物と子供の国」においてブリスベーン市長ら出席のもとコアラ贈呈式が行われた
11月●姉妹都市提携30周年を記念し、マルセイユ市で「神戸市民アマチュア芸術家展」を開催した
  • 写真神戸一天津定期フェリー「燕京号」就航
  • 写真森林植物園に依留亭完成
  • 写真グァナバラ湾の水質改善調査
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    リガ市と姉妹都市協定の再調印

    写真岡山県牛窓でユーカリの木の成育状況を見るブリスベーン市の係員。コアラのえさとなるユーカリは神戸では育たないため、九州や岡山で栽培地を確保した
  • 写真王子動物園でコアラ贈呈式
  • 写真王子動物園のコアラの母子。女の赤ちゃんは昨年5月に誕生。半年ほどママの袋の中にいたが、昨年12月から顔を出すようになり、今では袋から出て、ママに抱っこやおんぶをしてもらっている。愛称は一般から募集し、ジェニーと決まった

独立の新風が吹き渡る中世の面影を残す街 RIGA
リガ市(ラトビア)

 バルト海沿岸にあるラトビアの首都。主な産業は機械金属、電気工業、化学(ゴム)、繊維、ガラスエ業など。古くから琥珀(こはく)の産地としても有名。
 一方、学術文化の中心地でもあり、古い歴史と伝統をもつ総合大学や科学アカデミーがある。博物館・図書館も多い。旧市街地には、14〜15世紀の建物がほとんど変化なく残っており、ユルマラ海岸
(海水浴場)とともに観光地として知られている。気候は海洋性で、1月の平均気温は一2度〜3度、7月は17度〜18度。
 ラトビア共和国の独立にともない平成3年10月、提携の再調印を行った。人口約90万人 面積約300ku

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    リガの市街。手前は中世の面影を残す旧市街、ダウガワ川をはさんでその向こうに新市街が広がっている

    写真旧市街のカフェ・テラス。ヨーロッパのシックな街のたたずまいを感じさせる
  • 写真リガのシンボル、ドムスキー大聖堂の本堂。本堂に据えられたパイプオルガン(中央)は圧巻
  • 写真リガの郷土料理。豆と豚肉がほどよくまじって栄養価は満点

アメリカの独立当時の首都で有数の港湾都市 PHILADELPHIA
フィラデルフィア市(アメリカ)

ペンシルバニア州南東部、アパラチア山脈から海岸平野に出る川沿いに発達した工業都市。アメリカの独立当時の首都であったことでも有名。
 大西洋につながる港は80kmに及ぶ地域に広がり、アメリカ有数の港湾都市である。また、医療関連分野の中心地で、多くの医療教育、研究機関がある。人口約170万人、面積352ku

  • 写真インディペンデンスホール(独立記念館)。当初は教会として建てられ、その後州議事堂として使われ
    た。アメリカ独立戦争以前は、この集会場を中心に独立論争が交され、1776年の独立宣言はここで行われた
  • 写真7月4日の独立記念日を祝うフリーダムフェスティバル
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海河公園(天津市)

海河は、市街の中央を流れる河で、市の象徴でもある。河の両岸に整備されたこの公園は市内を貫く自然風景の中枢軸となっている。両岸の全長19km、緑化面積約20万平方m。草花園、夏花園、秋景園などの緑化ゾーンや噴水の続く遊歩道などを配し、水辺を美しく彩っている。

平成4年(1992)〜平成5年(1993)

平成4年(1992)
5月●天津より金絲猴を借り受けて、神戸市立王子動物園で日中協同の飼育研究を行うとともに、市民に公開した
6月 ●笹山幸俊神戸市長がリオデジャネイロ市において「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」の一環として開かれた「ジャパンデー」に参加し、神戸のまちづくりと環境保全について報告を行った
●ブリスベーン市からコアラ3頭が贈られ、神戸市立王子動物園において贈呈式が行われた
7月 ●姉妹都市提携35周年を記念して市民各層からなる神戸市代表団(約110名)がシアトル市を訪問。環境会議や動物・水族交換等が行われた
●リガ市近郊で発生した森林火事消火作業への援助として消火用ポンプ・防火衣等、消防用具を贈った
平成5年(1993)
4月 ●友好都市提携20周年を記念して天津市から「百龍嬉水」「連翼亭」が贈られ、生田川公園内に完成した
●バルセロナ市長一行が来神し、神戸国際会議場で姉妹都市提携調印式が行われた(4/6)
8月友好都市提携20周年を記念して「神戸・天津友好の翼」により、市民各層からなる神戸市代表団(280名)が、天津市を訪れた
7月●マルセイユ市から、ガブリエル・フォーレ合唱団が来神し、市内各所で公演を行った
  • 写真天津市から借り受けた金絲猴。本年4月21日に女の赤ちゃんが生まれ、一般から愛称を募集した結果、いつでも皆さんに愛されるようにと"愛愛"(アイアイ)と決まった
  • 写真リガ市へ贈った消防用具
  • 写真「ジャパンデー」で報告する笹山幸俊神戸市長
  • 写真神戸市代表団シアトル市訪問
  • 写真神戸−バルセロナ姉妹都市提携調印式

ガウディ、ピカソ、ミロ…多くの芸術家を生んだ街 BARCELONA
バルセロナ市(スペイン)

 スペイン北東部、カタルーニャ地方の地中海に面したスペイン第2の都市。港湾都市として知られ、港は地中海で3番目の規模。産業は鉄鋼、機械、自動車等を中心とした貿易が盛んで、国際会議や国際見本市の開催などコンベンション都市としても有名。なお、日本でスペインブームをまきおこした、バルセロナオリンピックはまだ記憶に新しい。
 また、ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリなどすぐれた芸術家を輩出している文化都市でもあり、世界でも有数のオペラ劇場「リセウ劇場」や、1450年創立のバルセロナ大学、さらにピカソ美術館、ミロ美術館など数多くの美術館、博物館がある。人口約170万人 面積約100ku

  • 写真バルセロナの建物「カサ・バトリョ」。この建物のテーマは海。正面の壁は海面のように波うち、壁に張られた色ガラスは、海面に光が乱反射しているかのように輝く。100年以上も前の建築だが、後にガウディが増改築した
  • 写真スペイン広場。噴水を中心に美術館や見本市会場などがある
  • 写真ランブラス通り。市内の目抜き通りで、花屋やペットショップが立ち並んでいる

友好のモニュメント

姉妹・友好都市の「記念の森」森林植物園
●シアトルの森
面積約2.5ha。
主な施設/ビックトイ木製遊具、トーテムポール「海の灰色熊」、展望休憩所。植栽/北アメリカ原産樹木38種、約800本。

●天津の森
面積約1.0ha。主な施設/友好の碑、展望休憩所「依留亭」。植栽/中国原産樹木79種、約3,900本。

●リガの森
面積約2.5ha。主な施設/彫刻「青年」「友好の彫刻」、休憩所。植栽/シベリアハンノキ、セイヨウシラカバなど5種、約150本。

●ブリスベーンの森
面積約1.0ha。主な施設/高床式休憩所。植栽/ユーカリ、アカシアなど28種、約1,800本。

  • 写真高台に立つ中国風展望休憩所「依留亭」(二重屋根、高さ10m)
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    森林植物園のシャクナゲ。シャクナゲの最初の50株は昭和36年にシアトル市から寄贈された

    写真天津市から贈られた水成岩と、神戸の花崗岩を組み合わせた友好の碑
  • 写真リガの森の彫刻と休憩所。休憩所はリガの伝統的な納屋風建物
  • 写真姉妹港のロッテルダム港から贈られた「リンゴの彫刻」。木製で直径2m、重さ1tもあり、船で神戸を訪れた観光客の目を引いている(ポートターミナルのロビーに展示)
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    写真ブリスベーンの森のアカシアと休憩所。休憩所は、イギリス植民地時代をしのばせるクイーンズランド州の伝統的な高床式建築
  • 写真「連翼亭」は、二つのあずまやが連結されており、両市が兄弟のように手を携え、友好をさらに深め飛躍するよう願いがこめられている
  • 写真姉妹港提携25周年を記念してシアトル港から贈られた「サケの群れ」。シアトルの豊かな資源の一つであるガラスを何枚か合わせた中にサケをデザインし、魚の住む海の深みをあらわしている(神戸海洋博物館の姉妹・友好港コーナーに展示)
  • 写真姉妹港提携20周年記念としてロッテルダム港(オランダ)から贈られた、メリケンパークの「マーブリング・キッズ像」。2人の子供が遊びに興じているマーブル(ビー玉)は、その昔オランダから最初に神戸に伝えられた。材質・ブロンズ
  • 写真生田川ふれあい広場の百龍嬉水(ひゃくりゅうきすい)と連翼亭(れんよくてい)。友好都市提携20周
    年を記念して天津市から贈られた。大理石の浮き彫り「百龍嬉水」は、賢人が次々と生まれ育ち、世の中が平和で大いに栄える様子を表している
姉妹・友好都市のあいさつ言葉
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