244号表紙

No.244(平成5年2月)

特集:

神戸の冬模様

神戸の冬模様

冬ならではの木々の姿

 「冬の森林植物園は花もなく、枯木ばかりでつまらない」と思う人がいますが、どうして、どうして。冬だからこそ、素晴らしい観察ができる木がたくさんあります。
 冬でないと見れないおもしろい落葉樹の枝ぶり(メタセコイア、コナラ、イイギリ…)。晩秋から冬にかけて皮がむけ、独特の趣を出す幹肌(シラカンバ、ナツツバキ)。また杉、ヒノキ、モミ、ベニヒなど、世界の森をめぐりながらの針葉樹ウォッチングも、冬が最適です。あたりの木々が落葉して明るくなった今の季節こそ、林や木の姿がはっきり見えます。
 そして冬芽。冬の間、木々は寒さに耐えて春を待っているのですが、冬眠している間も冬芽をしっかりと育て、春を迎える準備をしているわけです。明るい林の中では、いろいろな鳥がにぎやかに、群をつくって枝から枝へ移っていく姿もよく見えます。
3本の木が寄り添った森林植物園のメタセコイアの美しい枝ぶり。すっかり落葉した冬の方が樹形がはっきりと分かる
森林植物園 TEL078-591-0253
●交通 市バス25系統(再度公園経由森林植物園行き)は4月〜11月23日の日・祝のみ運行(夏休み中は毎日運行)。車利用で三宮から約25分
●開園 9時〜17時(毎週水曜日・年末年始は休園)
●入園料 大人(15歳以上)200円、小人(小・中学生)100円

針葉樹ウォッチングマップや冬芽観察のテキスト、虫めがねなど森林植物園の事務所で用意しています。ご希望の方はどうぞ。

注:16〜19ページで掲載しました雪景色の写真は、すべて平成5年2月2日撮影のものです。

写真
摩耶山の掬星(きくせい)台から南を望む。冷たく澄み渡った冬の夜景は、美しく、きびしい。写真中央の六甲アイランドはもちろん、遠く大阪湾を隔てた泉州の明かりの帯が、実に鮮やかだ。
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