228号表紙

No.228(平成3年10月)

特集:

動物とこどもの国

動物とこどもの国

(左)
王子動物園の園内を散歩するモモイロペリカン「ハウラ」。ハウラは動物とこどもの国で子供たちと触れ合うのに備え、昨年12月から毎日午後の約1時間、飼育手と園内を散歩し人間に慣れる訓練を受けた

幼児からお年寄りまで、みんなで楽しめるよ!
王子動物園「動物とこどもの国」オープン

 コアラがいる。かわいいレッサーパンダやカワウソかいる。
 リスが走り回る森には小鳥もいっぱい。ウサギやペリカン、ヤギなど、おとなしい動物を抱いたりなでたりすることもできるよ!
 幼児からお年寄りまで、みんなで楽しめる「動物とこどもの国」が、十月十一日、王子動物園にオープンした。同動物園の四〇周年記念事業として、さらに魅力ある動物園にするために新設された。

 小熊のようにずんぐりとしてかわいいコアラ
 動物とこどもの国は、王子動物園南西部にあって面積約八千平方メートル。コアラをメインにした「アイドル動物舎」、「リスと小鳥の森」、小動物を抱いたりできる「ふれあい動物ゾーン」などがある。
 アイドル動物のコアラ舎は、オーストラリア風の三角屋根のシックな建物。中に入ると、大きなガラス張りの屋内展示場があり、木の上で餌(えさ)のユーカリを食べているコアラが三頭いる。展示場の後ろ側もガラス張りになっていて、外にユーカリの林がよく見えるように植えてあり、コアラたちがまるで故郷のオーストラリアの森に住んでいるように見える。
 コアラは神戸の姉妹都市、ブリスベーン市(オーストラリア)から贈られたもので、小熊のようにずんぐりとして薄いグレーのやわらかい毛をしており、見るからに"生きた縫いぐるみ"である。
 コアラ舎の西側に自然の岩場と樹木がマッチした放飼場が二つあり、それぞれに、コアラに劣らずかわいいレッサーパンダとヨーロッパカワウソがいる。毛並みの美しいレッサーパンダがおいしそうに竹を食べたり、木の上で昼寝をしたり。カワウソも岩の間からプールに飛び込んだり、愛きょうをふりまきながら新居での生活を楽しんでいる。

 都会の真ん中の動物園にいることなど忘れて…
 「リスと小鳥の森」の特徴は、六甲山の自然環境をそのまま再現した作りになっていて、大きな金網のケージに入ると、六甲山の中で動物たちを間近に観察しながら散策している気分になる。
 高さ二メートルの岩の間から流れ出る谷川がせせらぎとなり、川の両岸にカシ、コナラ、ヤマザクラなど六甲山系にある木が生い茂って、五種約六十頭ものリスが駆けめぐり、頭上ではメジロ、オオルリ、ホオジロなど十種約百二十羽の小鳥がさえずりあっている。都会の真ん中の動物園にいることなど忘れてしまいそうだ。

 飼育係のお姉さんがウサギの抱き方を教えてくれる
 「ふれあい動物ゾーン」にはカカバ(中国産ポニー)の放牧場、ウサギやモルモットたちとのふれあいコーナー、ガチョウやアヒルの遊ぶ池などがあり、身近に動物を楽しめる。動物の世話をしている女性飼育係(愛称・キッズ ワールド メイト)四人がウサギなどの抱き方を教えてくれる。
 時を告げる美しいからくり時計のある塔やつり橋、ふれあい広場の中をゆっくり流れるせせらぎ。カカバのいる牧場の近くには、明治後期に建てられた旧関西学院の赤レンガ造りの教会も見える。まるでゾーン全体がメルヘンの世界にすっぼりと包まれた感じがする。
 また、広場の南側には懐しいD51と二両の車掌車が、プラットホームに並んでいる。これに乗って、汽車の窓から外の緑の牧場風景を眺めるとまた違った気分が楽しめる。

「動物とこどもの国」の開園日、開園時間は王子動物園と同じ。別料金は不要(動物科学資料館も同じ)
 ●開園時間 3月〜10月…午前9時〜午後5時
       11月〜2月…午前9時〜午後4時30分
 ●休間日 毎週水曜日(水曜日が休日と重なる場合は開園)。12月29日〜1月1日
 ●入園料 12歳以上400円(12歳未満、老人福祉手帳持参者は無料)
 ●問い合わせ 王子動物園 電話078-861-5624
写真
動物とこどもの国
  • 写真わくわくしながら入国ゲートを入る子供たち
  • 写真園内の案内表示
  • 写真「ふれあい動物ゾーン」の女性飼育係(愛称・キッズワールド メイト)。キッスワールドは動物とこどもの国の英語名。ウサギの抱き方なども教えてくれる

コアラ舎

  • 写真オーストラリアの動物園「カランビンサンクチャリー」から来神した飼育係員マイケル・ディキンソン氏に抱かれたコアラ。長旅のため体調を崩したコアラをディキンソン氏は、深夜まで看病し、3頭とも元気で神戸に落ち着いたのを見届けて10月3日帰国した
  • 写真

    コアラ舎のガラス張りの明るい室内展示場。室内は、コアラたちが育ったオーストラリアの気候に合わせて温度調整し、冬でも暖かい太陽光線があたるよう特別な集光装置を備えている

    写真
    コアラ舎。オーストラリア風の三角屋根で、壁の石材の緑どりが優しい雰囲気を感じさせる

コアラミ二事典
かわいいだけでなくコアラはユ二一クな動物です

 小熊のようなずんぐりした体に、大きな鼻と優しい目。柔らかい毛に覆われ、まるで縫いぐるみのように愛らしいコアラは、世界の子供たちのアイドルである。
 さて、コアラといえばとかくかわいい面ばかり強調されているが生態的には大変ユニークな動物。そのいくつかを紹介すると―。

愛らしい顔に似合わず、爪は鋭い
 コアラの爪は愛らしい顔から想像できないほど鋭い爪をしている。この爪は、コアラが常に樹上で生活するためになくてはならないもので、ユーカリのすべすべした幹の表面でも難なく登ったり、幹を抱きながら眠ることができる。野犬に似たディンゴに襲われた時など、この爪を立てて必死に対抗する

コアラにも縄張りはある
 コアラは群れをなさず、ふだんは一人ぼっちで木の上で暮らしている。親子の例を除いて同じ木で2頭が寝たり、ユーカリを食べたりすることはまずない。コアラは成人するにつれ自分の縄張りを持つようになり、夜になると牛と猫を合わせたような鳴き声で自分の縄張りであることを示す。特に繁殖期の真夏には縄張り争いがひんぱんに行われる。

なぜユーカリだけを食べるのか?
 ユーカリの葉を主食にする動物は、コアラとフクロムササビなど少数の動物しかいない。これは葉に揮発性油を含んでいるため他の動物では消化できず、むしろ害になるからである。コアラがユーカリだけを食べる理由は今も研究中ではっきり解明されていないが、コアラはおとなしい動物なので、他の動物が見向きもしないものを食物としなければならない事情があるのだろう。
 ちなみに、ユーカリの品種は大変多く、コアラの種類によって食べるユーカリも違う。神戸にやってきたコアラはオーストラリア東海岸の北のクイーンズランド州育ちなので、王子動物園では2年前からクイーンズランドからユーカリの種子を取り寄せ、暖かい鹿児島、岡山県などで約3万数千株を栽培している。

なぜ木の上で生活するのか?
 コアラは常にユーカリの樹上で生活をしている。主な利点は、まずユーカリが食べられること、そのユーカリから水分が補給できること、そして安全で気持ちの良い住み家を与えてくれることである。ディンゴや犬など地上にいる天敵からの避難場所になるし、日差しの強い日は木の葉が日陰をつくってくれる。コアラが地上に下りるのは、自然界では新しいユーカリの木を探す時以外はほとんどない。

お母さんのおなかの袋で育つコアラ
 コアラは生まれた時はわずか1gぐらいしかなく、半年余りは母親のおなかの袋の中で母乳を飲みながら育ち、袋から出ると、お母さんの背中におぶさって一緒に暮らす。袋から赤ちゃんが顔を出すころになると母親が排せつする離乳食を食べるが、この離乳食によって、赤ちゃんはユーカリを消化する酵素を受け継ぎ、お母さんの食べているユーカリの種類を覚える。

なぜシッポがないのか?
 コアラにはシッポがなく、丸い突起があるだけである。カンガルーと同じ有袋目の動物で樹上に住んでいるのに、シッポがないというのはやはり珍しい。シッポは体温調節や体のバランスを取るのに必要だが、コアラは体温があまり変化せず、樹上でも、木の又に背骨の先の軟骨で居心地よくおさまるようになっている。昔は長かったシッポも、生活様式によって退化したのだろう。

  • 写真ユーカリつて、おいしいよ
  • 写真

    木にぶらさがるのは平気です

    写真木からきへ、少しコワイな
  • 写真ちょっと失礼、お昼寝中

リスと小鳥の森

  • 写真リスと小鳥の森には段差のあるせせらぎが流れ、まるで六甲山の中で動物たちを間近に見ながらの散策気分になる
  • 写真リスと小鳥の森は、中にいる動物や鳥が外に逃げ出せないようダブルキャッチ構造になっている
  • 写真森の中のリスと小鳥
  • 写真森の中のリスと小鳥

ふれあい動物ゾーン

  • 写真コアラ舎出口から南側のふれあい動物ゾーンへと渡って行くつり橋。橋の両側に三角屋根のレンガ造りの塔がある。また、下では滝が音を立てて流れ出し、せせらぎとなってふれあい広場の周りを流れて行く
  • 写真ふれあい広場でくつろぐアヒルの群れ
  • 写真ふれあい動物ゾーンにあるキリンの親子のトピアリー
  • 写真つり橋の北側の塔にはからくり時計と風見鶏がある。時計は一時間ごとに鐘の音で時を告げ、模様がさまざまに変わって美しい音楽が聞こえる
  • 写真ふれあい牧場のカカバ(中国産ポニー)。カカバも人に慣れさせるため、この牧場に入るまで毎朝動物園内を散歩して訓練を受けた
  • 写真小動物とのふれあい。子ヤギ
  • 写真キッズワールド メイトのお姉さんからウサギの抱き方を教えてもらう子供たち
  • 写真ふれあい牧場のロバ
  • 写真ヒツジ
  • 写真ふれあい広場の南側に連なる懐しいD51と車掌車。車掌車に乗って窓から外の牧場風景を見るのも楽しい
  • 写真つり橋の下から流れ出す滝
  • 写真ふれあい広場の南側に連なる懐しいD51と車掌車。車掌車に乗って窓から外の牧場風景を見るのも楽しい
  • 写真ヒツジが群れるのどかな牧場風景

カワウソ舎

  • 写真池で機敏に泳ぎ回るカワウソ(カワウソ放飼場)

レッサーパンダ舎

  • 写真コアラに劣らずかわいいレッサーパンダ。顔はコアラよりやんちゃそうだが、毛並みが美しい
  • 写真木に登って愛きょうをふりまくレッサーパンダ(レッサーパンダ放飼場)
人工保育で命を取りとめた『泰泰』
 王子動物園に初めてレッサーパンダが来たのは昭和四十九年。当時は珍獣中の珍獣で飼育方法もはっきりしておらず、飼育手は苦労の連続だった。最初の雄・雌二頭は三年以内に相次いで死に、その後五十一年から五十三年に来園した五頭も一頭を除いてすべて病気で死んでいる。
 中には人工保育で命を取りとめた赤ちゃんもいる。この赤ちゃんは、現在もレッサーパンダ舎にいる母親の二度目の出産(昨年六月三日)で生まれた。一か月半後に皮膚炎になり、元気かなくなったので親から離し、園内の動物病院に入院させて授乳を始めた。
 しかし、その後も病状ははかばかしくなく、一時は尾の毛が全くなくなり、歩くこともできなくなってみんなを心配させたが、懸命の治療を施す一方で日光浴と足のマッサージを毎日繰り返した結果、三か月ほどしてようやく歩けるようになり、尾の毛も生えはじめ、リンゴ、カキなどの離乳食を食べるようになった。
 赤ちゃんが元気になって、姉さんのいる飼育舎に戻ったのは昨年十二月中ごろだった。退院するとき、おだやかな子に育つようにと園長から泰泰(タイタイ)という名前を付けてもらった。
 泰泰は今年五月、釧路動物園にもらわれて行き、北海道で元気に暮らしている。王子動物園で世話になったおじさんたちのことを懐しく思い出していることだろう。

  • 写真好物の竹を食べるレッサーパンダ
  • 写真人工保育で乳を飲ませてもらう「泰泰」。重い皮膚炎にかかり、親から離れて約半年間入院生活を送った
動物たちの食生活
 王子動物園の動物たちが食べる食物は、各飼育手と相談しながら飼育主任がメニューを決め、市場や専門業者から取り寄せる。野菜、果物、肉、魚、パン…、実に多種・多彩で今節の果物もどっさり。
 動物の食生活で最も神経を遣っているのが栄養のバランス。これが偏ると病気になるだけでなく、流産や死産につながって繁殖率が低下する。偏食をなくすために数種の食物を食べさせ、時には総合ビタミン剤も与えている。
 次は新鮮さ。特に野菜類は買ったその日に使い切るようにし、栄養価が高くておいしい旬(しゅん)のものをなるべく取り入れるようにしている。
 食物を通じて、動物たちのおおよその健康状態は分かる。それだけに、家庭での母親のような気配りは一日たりとおろそかにできない。

  • 写真

    王子動物園の調理場。動物たちが元気に暮らせるようバランスの取れた食生活が重視されている

    写真食べやすいように調理された食物は車で各展示舎へ運ばれる
  • 写真カボチャやリンゴを器用に鼻で巻いて口に入れるインドゾウの「諏訪子」。王子動物園の開園以来、40年間も住み続けている諏訪子はまだまだ元気だ
  • 写真アシカの食事風景。午後1時ごろの昼の食事は入園者にアジを手で与えてもらうようにしている。喜んで食べるアシカに親しみが増していく

赤ちゃんは、み〜んな楽しい仲間です。

お天気の良い日が続き、食べ物もおいしい秋は、動物たちも元気いっぱい。ひよつとしたら、
園内でこんな話をしているかもしれません。
文/瀬川直子さん

  • 写真●キリン
    「みてごらん、カカバさんはもうお散歩してるわよ」
    「ねえママ、カカバちゃんって走るの早いかなぁ」
  • 写真●エミュー
    「今日は初めての遠足ですからね
     みんなとはぐれないようにね
     忘れ物はない?」
    「ワーイみんなと会えるの楽しいな」
    「ねつ!何して遊ぶ」
    「おやつは何かな」
    「サルコちゃん今日は来るかしら」
    「早く行こうよ」
  • 写真●トラ
    「お母さん、僕たちみんなの中で
    一番強いんだよ」
    「そう、でも弱い者いじめをしてはダメよみんなと仲良くね」
    「でもね。パンダちゃんやカカバちゃんは、
    僕たちがじゃれているだけなのに、
    ヒーヒ言つて逃げ出すんだ」
  • 写真●サル
    「久しぶりにみんなと会うの恥ずかしいな」
    「大丈夫よ、エミュコちゃんがきのう誘いに来てくれたでしょ」
  • 写真●カンガルー
    「お腹いつぱいで気持ちがいいなあみんなぁ
    みんな もうご飯食べたかな」
  • 写真●レッサーパンダ
    「トラキチくんとトラマルくんがね私と3人で今日は
    遊ぼうって言ってたの。でもね…」「良かったわね。 
    ほらほら、
    こぼさないよう
    早くお食べなさい」
  • 写真●カカバ
    「ねえ、ねえ、僕キリンくんとかけっこしてみたいの。
    どっちが早いと思う」
    「そうねぇ」
写真
「動物とこどもの国」 王子動物園南西端にある同国を南側上空から望む。写真中央やや左の3棟の建物はコアラ舎、その南側一帯はふれあい動物ゾーン。広場の手前にD51と車掌車2両が見える。左側手前の赤レンガの建物は王子市民ギャラリーとして改装中の旧市立王子図書館。 撮影・10月4日

開園四〇周年と動物園の役割
王子動物園園長 谷岡 正之

 王子動物園は昭和二十六年三月に開園して今年で四十年になります。
 この四十年間を生き抜き今も元気な動物はインドゾウの諏訪子だけになりました。十年ほど前までは旧諏訪山動物園から来たワニや大型のインコもいて、このインコは人間の言葉をよく話しました。戦時中に覚えたのでしょう、思い出したように「ヘイタイ(兵隊)サン、バンザイ!」と言ったりしていました。

 四十年間の変遷を見てきた「諏訪子」
 諏訪子は二十五年九月にタイのバンコックから来て、王子動物園がまだ開園していなかったため旧諏訪山動物園に預けられ、開園と同時にここに落ち着いて以来四十年間、王子動物園の移り変わりを見つめてきました。
 開園当初はまだ戦後の食糧難時代で、餌(えさ)も十分でなく、職員は毎日草刈りに追われ、野菜の余りをもらいに走ったり、また財源を確保するため、諏訪子ともう一頭いたゾウの摩耶子に芸を仕込んで北陸あたりまで地方巡業するなど、苦労が絶えなかったようです。この先輩たちの残した教訓と遺産を守りながら、より新しい動物園を目指したいと考えています。
 従前から動物園はレクリエーションの場として親しまれる一方で、社会教育の場でもあります。ゾウの鼻はなぜ長いのか、といった動物たちのすばらしい機能や習性、生活環境などの知識を皆さんに知っていただく場であるわけです。動物科学資料館はその目的でつくられた施設です。子供たちを対象にしたサマースクールもその一環です。

 野生動物の種の保存も動物園の役割
 また、野生動物の種の保存も動物園の大きな役割です。地球上に住んでいる野性動物の種が年々消えつつあり、動物園の手でこれを守らなければなりません。国内の動物園が連絡を密にするだけでなく、これからは国際交流の中でも種の保存事業が盛んになると思います。近く中国の天津市からアムールトラが来る予定ですが、これは、国内ではこの種の血が濃くなってしまっているので、全く血縁関係のないトラを外国から入れて繁殖を図ろうという計画です。
 このほか、動物のコレクションの充実、施設の改善、展示方法の工夫等、王子動物園ではこれまでいろいろなことをやってきました。おかげさまで交通は非常に便利だし、都会的な動物園でありながら緑は豊かで適当な傾斜もあるという土地柄にも恵まれ、市内はもちろん、近畿一円からたくさんのお客さんに来ていただいています。
 今回オープンした「動物とこどもの国」は、私たちの以前からの念願であった動物とのふれあいの場が完成したわけで、幼児からお年寄りまであらゆる年齢層の人々に親しんでいただけるものと期待しています。諏訪子も、これからの動物園の発展をあの優しい目で来永く見守ってくれることでしょう。(談)

  • 写真開園当初のインドゾウの「摩耶子」。摩耶子は芸達者で、ゾウ舎前の運動場で入園者に愛きょうをふりまいた
  • 写真

    旧諏訪山動物園。神戸に動物園ができたのは昭和3年(1928)で神戸区有諏訪山動物園として開園。同12年、神戸市に移管、市立動物園として発足し市民に親しまれたが、戦争などの影響で同21年閉園した。戦後の昭和25年に王子公園一帯で日本貿易産業博覧会(神戸博)が開かれ、この跡地に王子動物園がつくられて翌26年開園した

    写真40年間、動物園の移り変わりを見つめてきた「諏訪子」。昨年暮れ腹痛を起こし、1週間ぐらいエサを食べないことがあって心配させたが、ワラを敷いたり、赤外線ヒーターで暖房したりすると治った
  • 写真

    開園当初の動物園の入り口

    写真昭和35年ごろの園内風景
  • 写真

    園内の屋外音楽ステージで行われた開園10周年行事。このステージはコンサートやショーなどがよく行われていた

    写真わが国初の繁殖に成功したクロサイの親子 (38年11月)
  • 写真友好都市・天津市(中国)へ神戸から贈られたマサイキリンの雌(昭和52年)。前年には同じキリンの雄が贈られた
  • 写真体重285kgの世界記録でギネスブックに載ったローランドゴリラの「ザーク」。昭和58年3月死亡
  • 写真昭和56年のポートピア'81で観客を魅了したジャイアントパンダ。中国・天津市から借り受けた
  • 写真アムールトラ誕生。親が育てないため、わが国初のトラの人工保育を行い成功した(昭和52年)
  • 写真昭和60年のコウベグリーンエキスポ'85で人気を博した金絲猴(きんしこう)。これも友好親善動物として天津市から神戸にやって来た
  • 写真夜桜廃止前の昭和42年ごろの園内遊園地。飲食店にまだぼんぼりがあった
ページトップへ