219号表紙

No.219(平成3年1月)

特集:

お菓子と神戸

タイトルタイトル

お菓子と神戸

パン、ケーキ、チョコレート・・・
店頭に並ぶ焼きたてのパン(ドンク三宮本店)。神戸のパンの都市別年間購入額(一世帯当たり)は全国第一位である(総理府統計局家計調査年報平成元年度)
  • 窓から北野の異人館が見える喫茶室(ギャラリー White House)
  • 街角の洋菓子店 ハイジ(灘区)
  • グリンデル(須磨区)
  • 定時に焼きあがるパンはあっという間に売り切れる(大丸神戸店内ポールボキューズ)
  • ホテルオークラ神戸のメインロビーに飾られた大きな砂糖細工。一昨年からクリスマスや正月の時期に、客の目を楽しませるため飾っているもので、写真(89年製作)は砂糖300kgを使ってメリケンパークを表現している
  • 元町通りにあるユーハイム本店2階のティーサロン。昔懐かしいユーハイムの歴史写真が数多く壁に飾られており、オールドファンを楽しませている

パン ”フロイン堂”

  • ミキサーを使わず今でも食パンのパン生地を手で仕込む作業。約45分間手を休めずに練り続ける。以前、ラグビー選手がアルバイトでこの仕事を手伝ったことがあるが、音を上げてしまったほどの重労働である
  • 手でこねたパン生地は形くずれせず大きくふくれあがる。内部の空気を抜く時の音でその日の生地の良しあしが分かる
  • 今では日本でたった一軒というレンガ窯で薪(まき)を使ってパンを焼いている。昭和7年(1932)創業の老舗。手づくりなので山型の食パンは一日150本が限度だという

チョコレート ”モロゾフ” ”ゴンチャロ” ”コスモポリタン”

  • 宝石を並べたような美しい店内(モロゾフ三宮センター街店)
  • 神戸をイメージした高級手づくりチョコレート
  • ゴンチャロフの西灘工場。現在、同社では約50種類のファンシーチョコレートをつくっている。マカロフ・ゴンチャロフは大正12年(1923)、北野町でチョコレート店を開業し、ロマノフ王朝ゆかりの製法を日本に伝えた
  • ヴァレンタイン・F・モロゾフ夫人のオリガさん。現在でも三宮にあるコスモポリタン神戸本店で元気に働いている

パン ”フロインドリーブ”

  • 現在のフロインドリーブ
  • フロインドリーブの店舗二階にある工場。同社では3〜4年の見習いの後、試験を行い優れた職人を育てている

ケーキ ”G線” ”元町ケーキ” ”神戸風月堂”

  • G線は昭和27年、三宮センター街に開店。当時、グラフィックデザイナー早川良雄氏が店内インテリアを担当し、独特の色彩感覚だった。また、当時としては珍しいクーラー・音響設備などを備えていたため多くの著名人が訪れた
  • 神戸のエキゾチックさを強調したG線の菓子箱
  • 三宮センター街にはG線をはじめしゃれた洋菓子店が目を引く
  • 昭和22年開店の元町ケーキ(中央区元町通5丁目)。朝7時に開店。港に近いことから港湾関係者や旅行客も訪れる
  • デザインなどを客と相談しながらつくるオリジナルのウエディングケーキ。映画監督大森一樹氏の結婚披露宴でユニークなケーキをつくって好評だったことから始めた
  • 手際よくケーキをつくる元町ケーキの向井和人さん。先代からのシンプルなデザインと味は少しも変わっていない
  • 現在の神戸風月堂本店(元町通3丁目)。明治30年(1897)に開店した神戸の本格的な洋菓子の草分け。当時はバタークリームを扱ったケーキなど、バターくさいものはまだ日本人に敬遠されていた時代であった
  • 神戸風月堂のゴーフル。アフリカのシュバイツァー博士も賞味し、礼状を書いたという逸話もある
  • 神戸風月堂本店の一階には手づくりのお菓子がその場で味わえる和風喫茶もある

瓦せんべい "亀井堂総本店" "菊水総本店"

  • 現在の菊水総本店。同店の創業は明治元年。湊川神社前にお茶飲み所を併設したまんじゅう屋であった。明治5年(1872)に楠木正成の功をたたえ瓦の形のせんべいに、その勇姿を焼いたといわれている
  • 大正時代の亀井堂総本店(元町通6丁目)。明治6年(1873)創業。当時は砂糖や卵をふんだんに使った瓦せんべいはぜいたく品で、別名"ぜいたくせんべい"と言われていた
  • 大瓦せんべいを焼く熟練職人。機械のような正確さでむらなく一枚一枚を焼き上げる
  • 街の夜景を背景に、レストランでケーキを食べるのは神戸ならではのだいご味だ(諏訪山のトゥール・ドールで)
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