183号表紙

No.183(昭和63年1月)

特集:

神戸の建物(下)

タイトルタイトル

神戸の建物

大月真珠本社ビル(第5回神戸市建築文化賞)ポートアイランド・ファッションタウン内の散歩道「ファッションアベニュー」沿いにセットバックした特色のある形態をとっており、街路沿いに良好な屋外空間を形成している(中央区港島中町6丁目、昭和60年)

表紙写真・太陽神戸銀行神戸本部ビル 神戸らしい都市景観の形成を目指す旧居留地都市景観形成地域に立地している。敷地の南側に広い公開空地を整備しており、業務ビルが立ち並ぶ街角にうるおいとゆとりを与えている。また、ゆるやかな曲線を描き、街の表情を映し出すガラス面が印象的だ(中央区浪速町、昭和62年)

昭和六十年代の建築の幅広い展開
神戸大学工学部教授 嶋田 勝次


  • ユニバー記念競技場 自然の山並みにも負けないような迫力ある姓物である。63全国高校総体では総合開会式や陸上競技の会場となる(須磨区緑台、昭和60年)

  • 竹中大工道具館
    蔵風の印象的なデザイン前庭の木製のモニュメント
    は職人気質をうかがわせる(中央区中中山手通4丁目、昭和60年)

  • OLD/NEW(オールドニュー)神戸六甲店
    御影石の玉石をあしらった石壁とコンクリートの打ち放しのコントラストが面自い。また既存の樹木をよく保存しながら、変化に富む空間を構成している。夜間のライトアップも見ごたえがある(灘区六甲台町、昭和61年)

  • 研究学園(1)団地(第5回神戸市建築文化賞、建設大臣表彰)
    街角を彩る八角状の集会所やかろやかに変化する屋根など景観的なおもしろさと、のびやかな屋外空間をもつ集合住宅。全戸に庭か屋上庭園があり、居住性に関する工夫も多くなされている(西区学園西町2丁目、昭和60年)

  • アバンビル(第5回神戸市建築文化賞)
    端正な外観と、落ち着いた色調の外壁が格調を感じさせる
    (中央区港島中町6丁目、昭和60年)
  • 兵庫県公館
    明治期の第一級建物である兵庫県南庁舎を迎賓館・県政資料館として整備・再生したもの。 兵庫県の歴史文化的モニュメントである(中央区下山手通4丁目、昭和60年)
  • 関西テレビ六甲山の家
    (兵庫県みどりの建築賞)

     屋根に用いられたまろやかな曲線が魅力的な劣囲気を感じさせる(灘区六甲山町南六申、昭和六十年)
  • 北野東洋館
    出窓が特徴的で、東洋風な雰囲気をもっている(中央区北野町二丁目、昭和六十年)
  • リクルート神戸ビル
    市役所北側の「花時計」の西側に位置し、ミラ一ガラスに街の情景を映し出している建物の周りの公開空地が市街地の環境改善に寄与している(中央区江戸町、昭和60年)
  • 神戸第2地方合同庁舎
    構成のしっかりした建物で、国の各種機関が入居している。玄関周りの案内表示も本格的で、低木の緑が鮮やかである(中央区波止場町、昭和60年)
  • モードピアオールスタイルビル
    (第5回神戸市建築文化賞<オープンスペース賞〉

     彫刻を配した開放的な前庭は、ポートアイランド・ファッションタウン内の散歩道「ファッションアべ二ュー」にうるおいをもたらしている(中央区巷島中町6丁目、昭和62年)
  • 平磯海づり公園
    三角形の帆をデザインした建物。
    瀬戸内海航路の船からは、象徴的な陸の目印としてよく目立つ(垂水区平磯一丁目、昭和六十年)
  • 兵庫県立文化体育館
    整然としたデザインで、重量感のある建物。63全国高校総体では柔道会場となる(長田区蓮池町一、昭和六十年)
  • 小寺小学校
    フェンスの代りに生け垣をつくり、近隣住民の通り抜けもできる開放的な設計。さまざまに変化する屋根や鐘楼風の給水塔など優れた造形美を見せる(西区学園西5丁目、昭和60年)
  • コートG7
    長田区の山手の住宅街の中につくられたコーポラティブ住宅(グループ方式による住む人の意思を反映させた共同住宅)。狭い敷地をうまく利用している(長田区西山町4丁目、昭和61年)
  • 太陽神戸銀行六甲支店(第5回神戸市建築文化賞
    銀行建築としてざん新なデザインの建物。地区の景観に寄与しており、内部のインテリアも楽しい(灘区宮山町2丁目、昭和61年)
  • 市営兵庫駅西住宅
    高層住宅でも工夫すればここまで屋根を表現できるという優れた事例。屋根が連続してつながっているように見える(兵庫区駅前通4丁目、昭和60年)
  • 狩場台派出所
    ハート型をしており、地域に親しまれる派出所づくりのモデルである(西区狩場台3丁目、昭和61年)
  • OXY(オキシー)北野(神戸景観・ポイント賞)
    街路に対し、建物を少し斜めに配置しており、ゆとりの空間をうまくつくり出している(中央区山本通2丁目、昭和61年)
  • 神戸山手女子短期大学3号館
    (第五回神戸市建築文化賞)

    中庭を取り囲んで明るい雰囲気の校舎が立ちならぶ。シンボルの木や、明るく淡い色彩の外壁がいかにも現代的なキャンパスによく似合っている(中央区中山手通六丁目、昭和六十一年)
  • ホテルシェレナ
    最上階に小さなチャぺルをもつホテル。 街角にあるしっかりとしたデザインの建物である(中央区元町通6丁目、昭和61年)
  • 北野派出所
    レンガと丸い屋根が特徴的で、異人館の点在する北野町のイメージと、調和するようデザインされている。よく見るとフクロウの屋根飾りが付いている(中央区北野町3丁目、昭和61年)
  • 真陽小学校
    明るく親しみやすい建物。三角屋根が地域のシンボルとなり、広い前庭が市街地にうるおいをもたらしている(長田区二葉町一丁目、昭和六十一年)
  • りりぱっとはうす
    「りりぱっと」とは、ガリバー旅行記の中で、ガリバーが最初に訪れた小人の国の名前。子供向けの商業施設らしい明るく淡い色彩と積み木のような外観が楽しい(東灘区住吉東町4丁目、昭和62年)
  • 市営旭中央住宅
    JR三ノ宮駅の東に建つ再開発住宅。セットバックしながら屋根をかけ、空中廊下を採用するなど意欲的なデザインで、力強さが感じられる(中央区旭通3丁目、昭和六十一年)
  • FIX(フィックス)213(神戸景観・ポイント賞)
     路地のような庭を利用して、間口の狭い敷地をうまく活用している(中央区山本通二丁目、昭和六十二年)
  • uccコーヒー博物館
    ポートピア'81のパビリオン、コーヒー館を改築したもので、イスラム寺院風の外観がひときわ日をひく。スロープを使用した回遊式の展示が楽しい(中央区港島中町六丁目、昭和六十二年)
  • フィッシュダンスホール
    メリケンパークにある特異な形態の建物。「魚」のモニュメントやホールのデザインなど、新しいファッション性にあふれている(中央区波止場町、昭和六十二年)
  • 高倉台地域福祉センター
    「しあわせのまち」づくりで整備を進めている地域福祉センターとして最初に完成したもの。平家建てながら二つの屋根をかけ、小ささを感じさせない。かわいい出人り口の門も地域の人々に親しまれている(須磨区高倉台一丁目、昭和六十一年)
  • ワークホーム緑友・ワークホーム明友
    六十四年オープンを日指して整備中の総合福祉ゾーン「しあわせの村」で最初に完成した施設。明るい雰囲気で、なじみやすいデザインである(北区山田町下谷上、昭和六十二年)
  • 神戸海洋博物館
    (第五回神戸市建築文化賞<ライトアップ賞)

    メリケンパーク内にあり、港のランドマークとなっている。特に、夜景のライ卜アップ(照明)は神戸港のシンボルである(中央区波止場町、昭和六十二年)
  • 須磨海浜水族園
    チタンぶきの輝く屋根が特徴。ポストモダン調の色彩や楽しい形態など、快適さあふれる建物である(須磨区若宮町1丁目、昭和62年)

  • ユーハイム本社・神戸工場ビル(第五回神戸市建築文化賞)
    工場と事務所の複合ビルだが、丸い屋根や段状に変化する外壁など工場を感じさせない、シャープな感覚のデザインである(中央区港島中町七丁目、昭和六十二年)

  • 神戸市外国語大学(第5回神戸市建築文化賞)
     キャンパス内でひときわ高いシンボル棟(研究棟)を中心に、格調高いデザインで統一されている。大学入り口から校舎へ続くアプローチ両側のクスノキの緑がすがすがしい。校内には彫刻が点在しており、アカデミックな雰囲気が漂っている(西区学園東町9丁目、昭和60年)



ページトップへ