156号表紙

No.156(昭和60年9月)

特集:

ユニバシアード神戸85

ユニバーシアード神戸大会開会式で、アジサイの花を振りながら入場行進する日本選手団(神戸総合運動公園陸上競技場で)

神戸で芽生えた友情の輪
史上最大の学生オリンピック
ユニバーシアード神戸大会

 友好と平和をテーマに、百六か国から四千三百五十二人の選手・役員が参加した史上最大の学生オリンピック、ユニバーシアード神戸大会は終わった。人種や、宗教や政治を超えて、お互いが力と技を競い、友情の輪を広げた十二日間にわたる若者たちの熱いドラマであった。
 大会関係者はもちろん、神戸の市民もこぞって燃えた。大会にボランティアとして参加した人は八千三百六十二人で、期間中の延べ人数にすると四万二千余人にのぼり、通訳をはじめ競技会場や選手村の運営、輸送事務、マラソンの沿道整理などに当たった。開発途上国援助のための「ユニタン募金」は一億二千五百万円集まった。
 また、期間中の競技会場観客は延べ五十五万五千二百余人。マラソンの沿道の観客三十万人、二十キロ競歩の同三千人を加えると、約八十六万人にのぼった。

 さよなら世界の若者たち。いつの日か、また会いましょう―。神戸で芽生えた友情の輪は、いつまでも世界のどこかでふくらんでゆくことだろう。
ご協力ありがとうございました

神戸市長 宮崎 辰雄

 スポーツと文化の祭典「ユニバーシアード神戸大会」が、関係諸団体やボランティアをはじめ、広く市民の皆さんのご協力、ご支援によりまして好評を得、成功のうちに十二日間の幕を閉じることができましたことを、厚くお礼申し上げます。
 期間中は、幸い好天に恵まれ、順調に大会を運営できました。各国の参加者は市民の皆様の惜しみない拍手と声援により、存分に日頃の練習の成果を発揮いたしました。この大会を飾った各国の選手の健闘をたたえたいと思います。
 また、青春をぶつけ合う若者の姿が世界中の人々に紹介されたことは、今年が「国際青年年」であることも併せて、誠に意義深く思うとともに、「神戸」がより多くの人々に知ってもらえる良い機会となったことでしょう。
 神戸大会は、アメリカやソ連など東西両陣営の参加で久方ぶりにスポーツの東西交流が実現しました。それと同時に、市民の皆さんにご協力いただいた「ユニタン募金」により、発展途上国からも四十八か国が参加し、参加国百六か国、参加した選手・役員は四千三百五十二人の規模となりました。大会を通じて、次代を担う若者たちの間に友情の輪が広がり、神戸で生まれた友情の輪はきっと世界平和につながることでしょう。
 一方、ユニバーシアードを文化面から盛り立てたユニバーシアードフェスティバルも五月から百十二日間、神戸を舞台に開かれ、世界各国から人と文化が集まり、国際的なふれあいの輪を広げることができ、大きな役割を果たしました。
 この大会を契機といたしまして、市民のしあわせのために、市民のスポーツや文化活動を一層振興し、スポーツや文化を通しての国際交流、国際親善を深め、世界平和の実現に役立ちたいと思います。また、神戸を訪れる人々を親切な心で美しい街へ迎えようと、市民総ぐるみで「ふれあい市民運動」も展開されました。
 さらに、大会運営の原動力として、延べ四万二千人のボランティアの応援もいただきました。ここに改めて、本大会にご協力いただいた皆さん、尊いご支援をいただいた市民の皆さんに、深く感謝いたしますとともに心からお礼申し上げます。

開会式

陸上競技

女子400m

女子100m ハードル

20km競歩

男子100m 準決勝

マラソン女子で第一位でゴールインした深尾真美選手

棒高跳び

ハンマー投げ

走り幅跳び

男子走り高跳び決勝 2m41の世界新を達成したイゴール・パクリン選手(ソ連)

体操競技

柔道

フェンシング

競泳・飛込

水球

水球(神戸ポートアイランドプール)

テニス

バレーボール

サッカー

日本―フランス戦(神戸中央球技場)

ボランティア

選手村

UNIVERSIADE KOBE'85

ユニバーシアードフェスティバル

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