123号表紙

No.123(昭和57年12月)

特集:

こうべの鉄道

こうべの鉄道 異人館と列車(垂水区塩屋町)
 

朝のラッシュ

これからの職場
神戸市営地下鉄 名谷駅駅掌 平山光夫さん(21)

 勤めを始めてまだ三か月の新米です。フレッシュマンなんて、まだそこまでいきません。駅の雰囲気にやっとなれた感じで、先輩の言われるこことが一つ一ついい勉強になります。
 ラッシュ時の定刻発車の閉扉合図で、お客さんが目の前まで見えているのに手を上げるのはつらいですね。待ってあげたいけど、ためらってばかりいると電車の発車が遅れるし、目をつむる思いで手を上げるんです。朝のお客さんの足取りは早いですけど、表情は何となく重い感じ。反対に夜はゆっくりした足取りでも、やはり明るい感じがします。きょう一日仕事場でどんなことがあったのかな、なんて思ったりします。始発のお客さんも意外と多いですね。
 名谷駅は名谷団地の玄関ですから、案内所がわりにいろんなことを尋ねられます。道だけでなく、ホームで突然お客さんから「いい天気ですね」とあいさつされたりして、あわててしまうことがあります。地下鉄全体が短いこともあって、アットホームな、身近なものにお客さんが感じておられるのではないでしょうか。私ももっと勉強してこれにおこたえしなければと思っています。
 地下鉄にこれから東へ、西へどんどん伸びます。これからの職場だと考えています。

写真
出勤を急ぐ乗客(神戸高速鉄道新開地駅神鉄ホーム)
  • 写真7:04分発東京行「ひかり150号」のにぎわい(国鉄新神戸駅)
  • 写真バスもノロノロ運転する朝の山陽電鉄板宿駅前踏み切りの混雑ぶり
  • 写真ホームいっぱいにあふれた通勤客(国鉄新長田駅)
  • 写真市営地下鉄と国鉄新幹線の"ご対面"(名谷車庫)
  • 写真潮の香かただよう須磨海岸を走る国鉄快速列車
  • 写真神戸電鉄五社駅
  • 写真あわただしく列車が通り過ぎる山陽電鉄東須磨駅(7:56分)(左から山陽、阪神、阪急)
  • 写真無人運転のポートライナー

はしる電車

新交通のパイオニアを自負
神戸新交通運輸部 樫野 正さん(28)

 日本で最初の新交通にあこがれて五十三年九月に人社しました。ポートライナーは列車の運行から駅の管理まで電算機のデータ管理で行われていますが、全くの機械任せではありません。列車が走る、止まる、扉の開閉、これらを人間が介入して命令しているのです。異常の場合は、もちろん人間が素早く判断し、いろんな対応を命令します。ホームのお客さんが乗り切れないと停車時分をのばす。そして各ホームに向けて案内放送する。私たち運行監視の仕事は、列車のこと、電算機関係、地上設備など全部がからまって一つの運行管理システムになっているので、全般のことがよく頭に入っていないと対応できません。一日の運行が無事終ると、社内のいろんな部門の努カというか協力に感謝したい気持ちになります。
 もちろん、スムーズに動いてくれているときの列車はかわいいものです。それだけに走行中に無理に扉を開けようとしたりするいたずらには腹が立ちますが、最近は無人だという理解がされてきたのかめったにありません。日本の新交通パイオニアとして、うちの会社の実績が見本となって近い将来どこの都市へ行っても新交通が走っているーそんな姿を夢見ています。
 休日には大学時代から続けているテニス、ヨッ卜、スキーなど、できるだけ動くことを心掛けています。

  • 写真ポートライナー(市民病院前駅付近)
  • 写真国鉄特急「なは」(元町駅付近)
  • 写真山陽電鉄(西代〜板宿駅間)
  • 写真神戸電鉄(長田〜丸山駅間)
  • 写真市営地下鉄の最新型5両連結車(名谷車庫)
  • 写真阪神電鉄(住吉川鉄橋)
  • 写真阪急電鉄(西灘駅付近)

市内各駅の乗車人員 昭和57年6月

国鉄【国】阪急電鉄【急】阪神電鉄【阪】山陽電鉄【山】神戸高速鉄道【高】神戸市営地下鉄【地】神戸電鉄【神】神戸新交通【ポ】

1三ノ宮【国】2,722,900人
2三宮【急】2,375,500人
3三宮【阪】1,551,900人
4垂水【国】1,195,900人
5元町【阪】923,100人
6六甲【急】903,900人
7新開地【高】867,900人
8新長田【高】833,000人
9元町【国】808,100人
10高速神戸【高】728,200人
11名谷【地】683,500人
12神戸【岡】672,300人
13板宿【山】670,200人
14岡本【急】640,500人
15高速長田【高】630,100人
16朝霧【国】590,100人(明石市)
17兵庫【国】589,600人
18須磨【国】586,800人
19御影【阪】560,300人
20西灘【急】553,500人
21鈴蘭台【神】551,100人
22舞子【国】544,600人
23新長田【地】542,700人
24灘【国】513,100人
25六甲道【国】502,600人
26摂津本山【国】497,300人
27三宮【ポ】450,900人
28湊川【神】439,200人
29御影【急】415,900人
30住吉【岡】410,700人
31深江【阪】349,700人
32垂水【山】319,100人
33板宿【地】304,400人
34青木【阪】302,700人
35西鈴蘭台【神】298,900人
36西代【山】296,600人
37鷹取【国】291,100人
38春日野道【急】270,000人
39塩屋【国】262,600人
40大開【高】255,200人
41大石【阪】249,300人
42北鈴蘭台【神】248,100人
43花隈【高】241,000人
44月見山【山】225,700人
45利田岬【国】219,800人
46西元町【高】215,700人
47魚崎【阪】209,700人
48滝の茶屋【山】195,40O人
49春日野道【阪】185,400人
50新在家【阪】185,100人
51市民病院前【ポ】175,800人
52東須磨【山】167,100人
53妙法寺【地】167,100人
54岩屋【阪】163,900人
55長田【神】151,900人
56新神戸【国】151,400人
57須磨【山】132,000人
58西灘【阪】124,900人
59山の街【神】120,700人
60石屋川【阪】105,700人
61箕谷【神】105,000人
62須磨寺【山】102,300人
63大池【神】100,600人
64押部谷【神】100,100人
65市民広場【ポ】99,800人
66五社【神】97,100人
67唐櫃台【神】89,000人
68有馬温泉【神】79,500人
69霞ヶ丘【山】75,700人
70西舞子【山】73,300人
71塩屋【山】72,200人
72住吉【阪】69,000人
73花山【神】59,100人
74舞子公園【山】53,800人
75木幡【神】51,100人
76鵯越【神】50,800人
77有馬口【神】50,400人
78東垂水【山】49,600人
79栄【神】48,200人
80丸山【神】48,100人
81中公園【ホ】46,900人
82須磨浦公園【山】36,000人
83北埠頭【ポ】30,800人
84南公園【ポ】25,400人
85岡場【神】22,40O人
86谷上【神】22,200人
87貿易センター【ポ】21,900人
88鈴蘭台西口【神】20,800人
89道場南口【神】17,500人
90田尾寺【神】14,200人
91道場【国】13,000人
92中埠頭【ポ】9,800人
93六甲登山口【神】8,500人
94藍那【神】8,100人
95道場川原【神】7,400人
96ポートターミナル【ポ】6,900人
97木津【神】4,800人
98二郎【神】2,800人
99菊水山【神】1,100人

駅舎とホーム

  • 写真国鉄三ノ宮駅北口
  • 写真神戸電鉄北鈴蘭台駅の駅前広場
  • 写真落ち着いた昔のなごりをとどめている山陽電鉄月見山駅
  • 写真ポートライナー「ポートターミナル駅」の長いエスカレーター
  • 写真

    阪急、山陽、阪神各電鉄の車両が並んだ神戸高速鉄道新開地駅

    写真季節の花が咲く細長い阪急電鉄御影駅
  • 写真

    ホームがくねっている阪神電鉄御影駅

    写真来年開業する市営地下鉄大倉山駅と、試運転前の"試験入線"をした列車
  • 写真まっすぐに伸びた線路(市営地下鉄名谷車庫から東方を望む)
  • 写真きょうも線路を見すえて(市宮地下鉄)
  • 写真

    市内最北東端にある国鉄道場駅のプラットホーム

    写真列車の進行状況が一目でわかる列車運行表示盤(神戸高速鉄道運転指令室)
  • 写真下校の女子学生でにぎわう阪急電鉄車内(西灘〜六甲駅間)

沿線点描

  • 写真

    珍しい高架上の阪神電鉄石屋川車庫

    写真

    躍動感あふれる国鉄・阪急電鉄並行線(国鉄灘駅西方)

    写真国道2号と並行して走る国鉄臨港線の貨物列車(神戸税関前付近)
  • 写真市内で唯一の山陽電鉄と国鉄の交差点(舞子公園西方)
  • 写真トンネルとトンネルの間に妙法寺駅が見える(市営地下鉄)

夜の列車

  • 写真夕日に光るレール(山陽電鉄須磨浦公園駅西方)
  • 写真

    O:37分三ノ宮駅着の西鹿児島行「はやぶさ」に新聞を積み込む深夜作業

    写真国鉄東海道本線と山陽本線の分岐標。横の列車は、翌朝の1番列車として側線に待機する上りと下りの列車(国鉄神戸駅)
  • 写真0:20分、国電の大阪行最終列車が神戸駅を発車、駅員さんが電車の光が見えなくなるまでいつまでも見送っていた
  • 写真疾走する列車の運転席から見た市営地下鉄のトンネルの内部
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