74号表紙

No.74(昭和53年11月)

特集:

神戸の突堤

神戸の突堤 ポートアイランドコンテナーバース
 

兵庫突堤

  • 活気にみちた各種の荷役作業を見ながら二突の先端に出たとたん、アレッ!と思った。こんな所に緑の街園があるとは思わなかった
  • 次第に少なくなったとはいえ、兵庫突堤ではまだ貨車がかなり幅をきかせている。一つには麦、大豆など雑穀類が多いせいで、突堤の長い1突では貨車の列が2〜300mも続くことがあり、フォークリフトは貨車の間を走り回る
  • 石炭を見かけなくなってもう何年になるだろう。1突の付根に大きなコークス置場があり、所々にあるスプリンクラーがくるくる回って水をまいていた。ホコリと自然発火を防ぐためとか
  • バナナの甘いかおりがにおってくるようなバナナの荷揚げ作業。この三突は青果物専用突堤で上屋には青果物の新鮮さを保つ温度調整設備を完備、植物防疫、通関検査なども短時間に行われ、全国に配送される

中突堤



  • このところ港めぐりの遊覧船は大にぎわい。
    特に子どもたちに人気があり、上半身を船のデッキから乗り出すようにして大変なはしゃぎようだ。のびのびと、たくましく、いつも夢を追う子どもたち
  • いつも見かける新婚さんの船出風景。
    はなやかな甘いムードが潮風に乗って突堤に流れる

    何を見、何を話しているのかアベック連れ。
    目の前に造船所の大クレーンがにょきにょき
  • 中国船専用の新港第1突堤。停泊中の中国船を取材のため訪れると船長さんが気さくにお茶をすすめてくれた
  • ハシケで運ばれてきたコーヒー豆の荷揚げ作業の真最中。うっかり近付くと、それこそどなられてしまう。この新港突堤地区には、市営上屋をはじめ民間臨港倉庫、サイロ、クレーンなどがぎっしり立ち並んでいる

新港突堤



  • 穀物専用の7突。
    巨大なサイロを見上げると「さすがだなぁ」と、つい声が出てしまう
  • 「おいで、おいで」と手招きしているようなクレーンの手。あいにくときょうはのどかで、ハシケに満載した穀物も作業開始までしばし横になってうたた寝しているような感じ

    ショべルが穀物を流し込むたびに白い粉が風に舞う。
    シルエッ卜になった作業員が2人、「ご苦労さま!」

摩耶ふ頭

  • 港のカラー作戦で美しいオレンジ色にお化粧した上屋。平べったく見えるのはそれだけ広いからだ。摩耶ふ頭の大型上屋は内部に柱がなく、フォークリフト、荷役機能などかスムーズに活動できる
  • 突堤で順番を待つ新車が一台一台、吸い込まれるように直接船へ。突堤も広く、船も、まさしく鋼鉄の箱のようにずんぐりと大きい
  • 下を見るとぞくぞくっとする高度感。ダイナミックな赤いコンテナークレーン越しに、背山の紅葉が意外に近く見えた(ポートアイランドコンテナーバース)
  • 摩耶ふ頭の突堤は普通の突堤の2倍以上も幅が広い。特に4突は広大な面積と近代的施設をもつ日本で初めてのコンテナーターミナルで、この広さ、重量感にともすれば圧倒されてしまう
  • うず高く積み上げたコンテナー。細いすき間からのぞくと、赤いコンテナークレーンが音もなく動いている。近代化の実感がわく

  • "みなとの異人館""イルカの噴水"のあるポートアイランド北公園。
    バスをつらねて遠足にきていた小学生が大きな歓声をあげていた

ポートアイランド完成予想図


  • まるで地中からにょっきりと生え出したようなコンクリートの円柱。これが、三宮〜ポートアイランド間を結ぶ新交通の軌道を支える太い足だ。市民の夢をしっかりと支える足だ

  • ポートアイランドはとにかく広い。神戸大橋から真直ぐ南に伸びる中央の広い道に沿って、見事な緑地軸が南の端まで続く。56年春、この横を新交通が走り、神戸ポートアイランド博覧会が開かれ、国際展示場その他もろもろの施設が完成するころには、この木はもっと太く、緑ゆたかになっていることだろう
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