51号表紙

No.51(昭和51年9月)

特集:

秘境屏風谷

秘境 屏風谷 丸太橋のかかった屏風谷の入口付近
 

息づく湿潤の自然

  • 屏風谷への道―古い石の道標とひなびた農家
  • 谷へおりる途中の一軒家。秋の風が稲穂を渡る
  • 林道を見上げると、大きなクリが色付きを待っていた
  • いよいよ屏風谷の核心部。太陽の光を遮断する樹林、岩のコケ、澄んだ水…。
  • 青空を映す清澄な流れ
  • ゆるやかに蛇行する流れを右へ左へ

不気味に鎌首をもたげるマムシ

群れをなして泳ぐ川魚

マムシがいます!

メモ
谷の遡(そ)行は下流から上流へ向かうのが普通なので、屏風谷の核心部ヘ入るには三木三田線の八多駐在所前から細い舗装路に折れ、途中、水道施設のある所から右ヘ、あとは田んぼのあぜ道をくねくねと通って谷へ降りる。足の便が非常に悪いうえ道標もなく、はじめての人にはわかりにくい。
谷の核心部は四キロ程度。コースには道はなく、川の両岸いっぱいに雑木林が茂っているため、くねった流れを右へ左へ飛び石伝いにさかのぼるので実際の歩行距離は倍近くになる。また、コケ付き岩で足をすべらせやすい。上流へのぼるにつれ、川の流れは次第にせばまってくる。やがて、"太陽と緑の道"と交差した所から本流と離れて左に折れ、急な山道を約二十分のぼると目の前に金剛童子山が飛び出してくる。ここから神戸電鉄谷上駅へは歩いて三、四十分。
この谷へは勝手知った登山家が時々思い出したように訪れる程度で、空カンはもちろんタバコの吸いガラ一つ落ちていないのはさすがだ。なお、谷一帯はマムシの棲息地なので夏秋は特に危険。

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