18号表紙

No.18(昭和48年6月)

特集:

神戸の公園

神戸の公園 葺合区二宮公園
 
  • 写真校庭が公園に開放されている(長田区五位の池小学校)
  • 写真小さいながらも緑にあふれた(葺合区熊内ちびっこ広場)
  • 写真工場街の中のちびっこのたまり場(長田区尻池街園)
  • 写真ちびっこ選手のホームグラウンド(灘区寿公園)
  • 写真公園用地の少ないところでは遊休地の有効利用も(長田区水笠ちびっこ広場)
  • 写真下は配水池になっている(葺合区熊内ちびっこ広場)

椿美樹さんへ
神戸市長 宮崎辰雄

"もっと公園がほしい"という椿さんの切実な気持は、私にもよくわかります。また、アナタと同じように小さい心を痛めているお友だちがもっとたくさんいることも十分知っています。これにこたえることは、おとなの責任であり私自身も、これまでもそうですし、これからも公園をふやし、緑をふやすことに全力をあげたいと考えています。 

ペダルをふんで童心に

 さる五月五日の「こどもの日」に須磨海浜公園のサイクリングセンターがオープンし、私も子供用の自転車に乗って、久しぶりに童心にかえった気持がしました。海の向こうに淡路島が見え、公園内の松林をぬって走ると、ほんとうにすがすがしいの一語につきます。無料で貸し出し用の自転車を置いていますから、ぜひ椿さんも行ってみて下さい。
 ところで、現在の神戸市内の公園は三四〇か所、面積にすると三九九ヘクタールで市民一人当りに換算すると三平方メートルになります。これは、全国平均をわずかに上回ってはいるものの、欧米諸国にくらべるとまだまだ少ないのが現状です。そこで「公園整備五か年計画」をつくり、一人当りの公園面積を五〇年に四平方メートル、六〇年に九平方メートルにする計画で公園づくりを進めています。
 ごく大ざっぱに説明しますと、地域のセンターである学校の校庭を、放課後は"学校公園"として住民に開放する方法、あるいは遊休の民有地を"ちびっこひろば"として利用させてもらうやり方。また、大倉山公園での"ふるさとの森づくり"は、故郷をしのぶ一方で、みんなが緑を愛し、緑を守り育てる気持を高めていただくのがねらいです。このほか、いま造成中のポートアイランドの北に広い緑のオアシスをつくり、みなとの散策路にする計画や、西神ニュータウンに甲子園球場の三二倍もの広さの西神総合運動公園を五五年までにつくる計画もあります。

公園づくりと緑化は一体

 公園は"都市の肺臓"だといわれています。つまり、公園づくりと緑化は一体のものでなければなりません。グリーン作戦は、市街地を南北に流れる八つの河川の川ぞいと、東西を走る三つの幹線道路のオビをつくり、これを核にして市内をすっぽり緑でつつもうという考え方で進めていますが、川ぞいの緑地帯にはいろいろ工夫をして河川公園をつくっています。
 このように、椿さんたちの希望を少しでも早くかなえてあげられるよう私たちも力いっぱい努力しているつもりですが、公園づくりをする一方で、公園管理会をつくり、地域のみなさんが自分たちの公園として、私たちといっしょに公園を管理していただく。もちろん、市としてもこれまでのようなつくりっぱなしでなく、あとあとの管理がゆきとどくよう、ことしから公園管理費を大幅にふやしました。
 なお、これからの公園建設で一番むずかしいのは土地問題です。土地の値段の異常な値上がり以外に、公園用地の確保も容易でない実状もご理解いただきたいと思います。
  • 写真咲き誇るバラと緑の芝生にとけこんだ噴水と滝、ヨーロッパ風の離宮公園は市民はもちろん遠来の観光客も多い(須磨区)
  • 写真兵庫区森林植物園
  • 写真生田区再度公園修法ヶ原

海浜公園サイクリングセンター
5月5日オープン

 輝く太陽とオゾンをいっぱいに吸いこみ、みんなに安心してペダルを踏んでもらおう―と、須磨海浜公園のサイクリングセンターが「こどもの日」の5月5日オープンした。最近のバイコロジーブームを子供たちにもと市が1千万円をかけてつくったもので、松林の間をぬって走るコースは全長1.6キロ。ほかに幼児用の練習コースもある。貸し出し用自転車50台のほか、身体障害者用車イスも2台備えてあり、小学生以下なら無料で利用できる。

  • 写真じょうず じょうず もうすぐ一人で乗れるよ
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